蓮だよりとはHASUDAYORI

蓮だより代表 川端崇文

2006年
10年のサラリーマン生活を終え、農業での起業を決意。
加賀れんこんの栽培を開始
2011年
N-1 SUMMIT2011 ヤンググランプリ受賞
2012年
9月に農事組合法人「蓮だより」設立
2013年
「加賀れんこんちっぷ」を開発、販売開始
2022年
蓮だよりの加賀れんこんを「川端れんこん」としてブランド化

れんこん農家を
始めたきっかけ

農家になる前は、仕事を9回も変えていました。美容室でお客さんにパーマをかけていたこともあります。興味本位で新しいことをはじめては、大体わかってくると飽きてしまう、ということを繰り返していたんです。
でも、頭のどこかに「自然の中で仕事をしたい」という思いがあったんですよね。朝、通勤している時に、畑で農家さんを見かけて羨ましいと思うこともありました。実家が兼業農家でお米を育てていたので、幼少期から田植えや稲刈りの手伝いをしていたことも関係しているかもしれません。

28歳の時、本当にやりたいことをやろう、農業をやろう、と決意しました。
何を育てるか考えている時に、初めて河北潟に足を踏み入れたんです。そこで目にしたのは、れんこん農家さんが広大な畑の中で、たった一人で作業している姿でした。壮観でしたね。その姿に惹かれて「自分もやってみたい」と思ったのが、れんこんにのめりこんだきっかけです。

土づくりへの
こだわり

農家になったばかりの頃は、他の農家さんにならって農薬や化成肥料を使っていました。ですが、虫やザリガニといった生きものがぱたぱたと死んでいくのを見て、違和感を覚えるようになったんです。農薬の使用をやめ、野菜が健康に育つための環境を整えたい、という思いで「どろんこファーム」の土づくりをはじめました。
そもそも河北潟の畑は鉄分が多く、ここでれんこんを栽培するのは「適地適作」と言えます。あとは、土の中にいる微生物をもっと増やしてあげればいい。れんこんがよりよく育つように環境を整えると、それが結果的に土づくりになるんです。

このれんこんは、
懐かしい味がする

人と違う育て方でも、自分がいいと思う方法を信じて進めていたら、れんこんに明らかな違いが出てきました。ねばりがつよくなったり、日持ちがよくなったりしたんです。
ご年配の方に「このれんこんは、こどもの頃に食べた懐かしい味がする」と言っていただいたのですが、それがうれしく、励みになりました。自分の土づくりは間違いじゃなかったんだ、と思えたんです。

インタビュー

蓮だより代表 川端崇文の
「川端れんこん」への想い